2012年4月27日金曜日

悪魔鶏


2012年4月26日午後7時、中目黒・居酒屋「エベレスト総本店」

760円

店内のつくりは、居酒屋というか、カフェバーというか、食堂というか…。 クロスオーヴァーなのだ。 言い換えれば今風。 メニューの品目は豊富、なんでもあり。 最も目に付いたのが「悪魔鶏」だった。とにかくネーミングが凄い。

大量の鷹の爪といっしょに鶏を揚げた代物で、出てきたときはギョッとした。 鶏肉が唐辛子に隠れてしまっているのだ。 見事なこけ脅し。 ただ、鶏肉はまったく辛くない。 単に辛くするだけなら、唐辛子をこんなに使わなくても、他にやりようがあるだろう。 狙いは、みかけの面白さに違いない。 味も決して悪くはなかったが。 

飲み屋に入っても、話題に事欠き、携帯をいじっているしか能がない若者たちに、とりあえず会話のきっかけを与えてやるには、格好の一品。

2012年4月26日木曜日

野菜カレー


2012年4月26日午後1時10分、六本木・Indian tapas bar SWAGAT

1000円(日替わりランチ木曜日のkachori セット)

アマンドの裏あたりの小さなビルの2階。 kachoriというのは、揚げたパンの一種。 薄い皮で中がからっぽ、風船みたいなパンだ。 セットは、kachori2個、サフラン・ライス、ヒヨコマメ、カリフラワー、ジャガイモという3種の野菜カレー、ほんのちょっぴりの野菜サラダ、それに飲み物が付く。 チャイを選ぶ。

辛さはない。 非常にマイルドで、スパイシーなインド料理を期待すると肩すかしを食う。 シェフは肌の色が濃く、明らかに南インド系だが、料理は日本人に合わせたせいだろう、実にやさしい味。 おそらく、辛いインド料理が苦手な人が気張らずに食べられるようにして、客のターゲットを絞っているのだろう。

六本木という虚飾の街には、去勢されたインド人みたいな料理がよく似合う。

のらぼう菜



2012年4月25日午後7時、自宅

東京で生まれ育って?十年というのに不覚だった。 東京近郊の地野菜だという「のらぼう菜」の名前も存在も知らなかったのだ。 偶然、多摩川の川崎側で八百屋の前を通りかかってみつけた。 一見したところ菜の花。 1束158円。 時季外れの菜の花で安いのか。 八百屋のオバサンに訊くと、川崎の原産で、菜の花と同じアブラナ科、クセがなくて、どんな料理にも合うという。 「それなら」と1束買う。

ウェブで調べると、川崎原産と言っても間違ってはいないとも受け取れるが、江戸時代、神奈川から埼玉にかけて普及した。 この奇妙な名前の由来は定かではないが、野良にぼーっと生えているから、野良に坊さんが立っているように見えるからetc...色々な説があるそうだ。

スパゲティに使ってみた。 具は、剥き身のアサリとエビ、それに「のらぼう菜」。 ニンニクと鷹の爪、オリーブオイル、白ワイン少々で炒める。

うん、なかなか良い味だ。 こいつは使える。 冷やした白ワインにぴったりじゃないか。 それにしても、「のらぼう菜」をどうして知らなかったのだろう。 

2012年4月25日水曜日

ゴーヤチャンプルー

2012年4月24日午後5時30分、東急目黒線武蔵小山駅から徒歩2分・沖縄料理「善」
600円

 缶入りのポーク・ランチョンミート、「スパム」と一般的に呼ばれるが、これは商品名。 沖縄の人は単に「ポーク」という。 太平洋戦争後、アメリカが沖縄を占領した。 占領軍からの払い下げや横流しの物資の中に、のちの沖縄食文化形成に多大な貢献をした「ポーク」があった。 飢えた人々の貴重な蛋白源として浸透し、今では沖縄料理に欠かせない食材、というより、これが加わると、いかにも沖縄という感じになる。

 ゴーヤチャンプルーは東京でも、すっかり定着した一皿になっている。 飲み屋のメニューにも普通に載っている。 ゴーヤとタマゴ、豆腐を混ぜて炒めるのが一般的だと思う。 「沖縄」を名乗るたいていの店でも同じかもしれない。 そこに「ポーク」を加えると、俄然、”本物の沖縄”が見えてくる。 那覇の街をうろつくアメリカ兵の姿、爆音とともに空から迫ってくる軍用機、宮里藍みたいな顔をした女の子…。

 武蔵小山の「善」は、入り口も店内も典型的な和風飲み屋で、沖縄の雰囲気はどこにもない。 だから、「ポーク」入りの本格ゴーヤチャンプルーとのミスマッチが面白い。 生ビールとともにテーブルに運ばれてくると、突然、目の前に”沖縄”が現れるのだ。 まあ、それだけのことで、格別旨いというわけではないのだが。 

2012年4月24日火曜日

野菜コロッケ

 2012年4月24日午後1時、マルエツ鵜の木店で購入。

 野菜コロッケ5個 298円

 5個入りの袋には、「衣はサクッと軽~い食感!」、「北海道産男爵使用の野菜コロッケ」、「素材の自然な旨みを生かしました」と謳っている。 「サクッ」は、オーブントースターの「フライ再加熱」で熱したせいかOK。 中身はジャガイモのほかに、コーン、グリーンピース、極小に刻んだニンジンが、それぞれほんの少々。 「野菜コロッケ」というより「ジャガイモ・コロッケ」。 だがイモの食感は、いかにもイモという感じで悪くない。 味は、なにかわからない甘みがちょっと気になる。

 問題は「素材の自然な旨み」を生かしているかどうか。 袋の裏に表示してある「添加物等」によると、「加工デンプン、調味料(アミノ酸)、ベーキングパウダー、ミョウバン、アナトー色素、甘味料(スクラロース)、(原材料の一部に卵、乳成分、小麦、大豆を含む)」となっている。 つまり、かなり人工的に旨味を作っていることになるじゃないか。 

 善意で解釈すれば、「自然な旨味を人工的に生かした」ということなのだろう。 食っても胃腸の具合は悪くならなかったんだから、まあいいか。 それに、1個当たり60円のコロッケなんかに難くせをつけたりすると、自分が人間として小さくなったような気もしてくる。 

2012年4月22日日曜日

ゆで太郎の掻き揚げ蕎麦

2012年4月23日午後0時10分、ゆで太郎千鳥町店(大田区千鳥3-24-6)

 掻き揚げ蕎麦 380円

 環状8号線外回りに面した店。 昼どきには店の前に路上駐車のクルマが並んでいる。 このチェーン店は、「挽きたて、打ちたて、茹でたて」の自家製麺が売り。 とはいえ、味は、駅の立ち食い蕎麦と比べれば悪くないという程度で、多くを期待してはいけない。 この値段なら満足すべきだろう。 「富士そば」よりはうまいかもしれない。 食べ物に無頓着な人、腹が減って我慢できなくなった人には、十分なご馳走であるのは間違いない。  

2012年4月20日金曜日

シスコーン フロスト



2012年4月20日午後0時30分、自宅

 賞味期限2010年5月26日、2年近く前に期限切れとなったコーンフレークを戸棚の奥で発見。 外箱の写真と同じように、イチゴとミルクを加えて食べてみた。 アメリカ人の朝食だというが、他に食いものがなければ、昼食だっていいだろうと。 

 それにしても、面白みのない食い物だ。 必要な栄養分をかちっと機械で量り、工場で大量生産した家畜用のエサ。 まさに家畜のような人間には最適。 口から流し込むだけでいい。 朝食なら、味噌汁と納豆ごはんの方が10000倍も魅力的だ。